口の周りの乾燥
こんにちは。
健康美肌アドバイザーの石川佳子です。
よく口の周りが乾燥するというお悩みを聞きます。
フェイシャルエステをやっていると、口の周りのある部分が猫のベロのようにざらついている人もいました。
ご本人は気づいていないようなのですが、明らかに肌質が違っています。
また唇が荒れている人もたくさんいらっしゃいます。
一生懸命リップクリームをつけてもだめなようです。
口周りのざらつきや唇の荒れは、お使いになっている口腔ケア製品が原因になっている可能性があります。
口の周りの乾燥
口の周りの乾燥の原因でよくあげられるのは、
・口の周りの皮膚が薄いから
・口の周りには基礎化粧品がムラになって付いているせい
ですが、原因は他にも考えられます。
それは歯を磨くときの歯磨き剤です。
歯磨き剤で歯を磨くとき、口の周りに泡をつけていませんか。
あとは口から歯磨き剤が垂れるなど、
歯磨き剤が肌について、肌を荒らしていることが考えられます。
歯磨き剤の中身について
市販の歯磨き剤には、ほとんど合成界面活性剤が使われています。
合成界面活性剤は石油を原料とした化学物質で、歯磨き剤には「ラウリル硫酸ナトリウム」というのがよく使われています。
合成洗剤にも発泡剤として使われています。
台所で食器を洗う洗剤と同じ成分のものを、口の中に入れているということになります。
そのようなものが肌についてしまうので、肌が荒れてしまうと考えられます。
そしてこのラウリル硫酸ナトリウムは、受精卵障害や成長障害を引き起こす恐れが認められています。
また歯磨き後に食べ物の味が変わったように感じたり、味そのものを感じなくなったりしたら、「味蕾」と呼ばれる感覚器官が損傷された可能性があります。
さらに合成界面活性剤は、歯磨き剤に含まれる研磨剤や湿潤剤、香味剤、着色剤など他の化学物質を口内の粘膜から容易に吸収させてしまいます。子どもの歯磨き剤には、見栄えを良くしたり、おいしくするために合成着色料や合成甘味料がたくさん使われています。
粘膜には肌と違って角質層がないので、肌からの吸収に比べて10倍以上の吸収率になると言われています。そして脳にも近いところに口はあります。
最近では、口内環境の悪化が体調不良につながると言われています。そんな大切な口内環境を守るために、口臭予防に効く、歯周病予防に効果があるという言葉に惑わされず、石油を原料とした合成化学物質の粘膜吸収を避けるのをおすすめいたします。
成分を確認して、正しい歯磨き剤を選ぶ目を持つことが、ご自分の健康や子どもたちの未来を守ることになると思っております。
・正しい歯磨き剤を選んでください。
PG、ラウリル硫酸ナトリウム、香料などの表示があれば、石油が原料の化学物質なので避けることをおすすめします。
・歯磨き後にミカンなどを食べて味が変わったように感じたら、その歯磨き剤は避けることをおすすめします。

石川 佳子

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